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オーガニックコスメの使用レビューとおすすめ紹介ブログ

オーガニックコスメって一体何?現状や見分け方、ナチュラル・ケミカルコスメとの違いや効果も全部まとめてみました

こんにちは!オーガニックコスメブロガーのnicoです。

オーガニックコスメと聞くと、あなたはどんなイメージをお持ちですか?

・肌に優しい
・環境にも優しい
・海外メーカーが多い
・敏感肌向け
・効果は弱い

こんなイメージをお持ちの方がけっこう多いのではないでしょうか。

私は半分正解、半分不正解かな?と思います。

ちなみに私は、オーガニックコスメに絶体絶命のピンチを助けられた経験があります(詳しくは運営情報)。
オーガニックコスメがなければ、本当に人生が真っ暗でした。
(もちろん私の場合です)

ですから、少しでも多くの方にオーガニックコスメの事を知って、そして使ってもらいたいと思ってこの記事を書く事にしました。

素人知識ですが、参考になれば幸いです。

▼おすすめオーガニックコスメのブランドの紹介

オーガニックコスメってそもそも何?

オーガニックという言葉はコスメだけでなく、野菜などでも使われていますね。

オーガニックコスメの「オーガニック」はコスメそのものではなくて素材となる原材料に対する言葉です。

オーガニックとは、3年以上化学合成農薬や肥料を使っていない畑で、化学肥料などを使わず土壌の力を活かして作る栽培・加工することです。いわゆる有機栽培ですね。

そんなオーガニックな素材を成分として使用して配合したものがオーガニックコスメなんです。

ちなみに植物以外では、天然鉱物(ミネラル)や泥(クレイ)もオーガニックです。

・オーガニック素材を使用している
・素材の産地なども公開している
・石油由来の成分をなるべく使用しない

などなど。

オーガニックコスメの定義

野菜だと「有機野菜」と言われていますが、そう謳うためには検査を受けて「有機JASマーク」を付けることが義務づけられています。

ではコスメはどうでしょう?

実は曖昧なんです。。

コスメのオーガニックには法的な定義も、義務も、世界共通のルールもありません。

海外ではある一定の基準を満たせばオーガニックコスメと認められる認定があります。

フランスのエコサートやアメリカのUSDAが有名です。基準は認定ごとに違いますが、それぞれ厳しい審査基準になっています。

(別記事でオーガニックコスメ認証について少し紹介しました!)

メーカー任せの日本のオーガニックコスメ

ところが日本には全く何もありません。完全にメーカー任せです。

・オーガニック成分1%でも「オーガニックコスメ」
・それ以外にケミカル素材をたくさん使っていても「オーガニックコスメ」

それゆえ、オーガニックコスメと言っているのに実は全然オーガニックコスメじゃない!といった偽物オーガニックコスメもあります。

もちろん日本発の本物のオーガニックコスメだってあるんです。でも偽物のせいでとても分かりにくいです。

選ぶ側からすると、本当に困りますよね。。

そのため独自で海外のオーガニックコスメ認証を取得している日本のオーガニックコスメブランドもあります。

それぞれ審査基準が厳しいので、認証マークがついている事は信頼の証になります。

もちろん「取得していない=偽物」というわけでは決してないのですが。

オーガニックコスメとその他コスメの違い

ここではオーガニックコスメと、ナチュラル、ケミカルなど他のコスメとの違いを説明してみます。

ナチュラルコスメ(自然派コスメ)との違い

よく聞かれるギモンに「オーガニックコスメとナチュラルコスメって何が違うの?」というものがあります。

「オーガニックコスメはナチュラルコスメ」⇒YES
「ナチュラルコスメはオーガニックコスメ」⇒NO

ナチュラルコスメは石油由来や化学合成成分を出来るだけ使わず、出来るだけ植物由来の成分で作られたコスメです。

自然派コスメとも呼ばれています。

あくまで「出来るだけ」なので、メーカーによってかなり配合量に差があるのが問題点です。

そのナチュラルコスメの中で、特にオーガニック栽培された原料を使用しているのがオーガニックコスメです。

ナチュラルコスメが親で、オーガニックコスメが子どもみたいな感じと言えばイメージしやすいでしょうか。

無添加コスメと自然派コスメは別物

もう一つよくあるギモンが「自然派コスメ(ナチュラルコスメ)と無添加コスメは違うの?」というものです。

これは、全然違います

無添加コスメは国で定められた表示指定成分(旧表示指定成分)が入っていないコスメの事です。

これらが入っていないだけで、けっこうケミカル成分が入っているケースが多いです。

詳しくはこちらで紹介しましたのでよければお読みください。

ケミカルコスメとの違い

ケミカルコスメは、いわゆる石油由来の成分や添加物などを使ったコスメです。

ドラッグストアで一番たくさん売られていて、とっても安価なものが多いです。

オーガニックコスメとケミカルコスメの一番の違いは使用する目的です。

ケミカルコスメの目指すもの

成分を肌に装備して、成分が肌を守ります

コスメの成分だけで肌を守る事を目的にしています。

ですからコスメ成分が浸透するために邪魔になる肌組織を壊すこともあります。

コスメ効果で一見肌が強くなったように見えるますが、実際はもうそれなしではいられない弱い肌になってしまいます。

私もケミカルコスメを使っていた頃は、洗顔後すぐに化粧水をつけないと肌がぱりぱりになってしまっていました。オーガニックコスメを使っている今は多少時間をおいても肌自体がしっとりしています。

オーガニックコスメの目指すもの

成分が肌を助け、肌そのものが強くなるのをサポートします

オーガニックコスメの世界ではあくまでも主役は肌自身であり、コスメ派サポーターです。

肌が自立して様々な刺激に負けないようにすることを目的としています。

オーガニックコスメを選ぶことによる影響

長年ケミカルコスメを続けてきて、これからオーガニックコスメに変えるという事はどんな影響があるのでしょう?

影響①オーガニックコスメに変えると肌が荒れる?

よく「ケミカルコスメからオーガニックコスメに変えると肌が荒れてしまって結局ケミカルに戻った」という人を見かけます。

それはそのはずです。先ほど書いたように、ケミカルコスメはコスメの成分「だけ」で肌を守っています。

突然肌を守っていてくれたものがなくなったら、弱ってしまった肌が外部刺激に耐えられません。

肌には生まれ変わりのサイクルがありますから、弱ってしまった肌がなくなり新たな強い肌になるまで時間がかかります。

ですから、その移行期間は少し肌が荒れやすくなると思います。

ですが、それを超えると今まで忘れていた肌の強さを思い出すことができます!

影響②オーガニックコスメは肌に優しくない?

実はオーガニックコスメ=肌に優しい、とは一概には言えません。

植物の力は思っているよりも強いものです。時には化学的に作られた成分よりも強力なパワーを持っています。

オーガニック植物原料にこだわっているブランドほど、より自然の状態の植物の力をダイレクトに肌に届ける製品を生み出しています。

ですから、自分に合わない植物を使ったものを使うと肌が負けてしまう事があります

オーガニックコスメを使うときは、必ずパッチテストをすることをおすすめします。

影響③オーガニックコスメに即効性はない?

「ケミカルコスメは即効性があるけどオーガニックコスメは即効性がない」ともよく言われます。

でも私はそんなことはないと思います。

先ほど書きましたように植物というのはとてもパワフルで生命力にあふれています。使った瞬間から肌にハリを与えるような植物はたくさんあります。

私の尊敬するオーガニックコスメの吉川千明さんの著書「はじめてでもよくわかるオーガニック&ナチュラルコスメノ辞典」でも「オーガニックコスメに即効性あります」の文字が♪

とても分かりやすい本なのでオーガニックコスメをもっと知りたい方は一読を♪

影響④オーガニックコスメは高い?

ケミカルコスメの価格に慣れているとオーガニックコスメはすごく高く感じます。

オーガニック植物原材料はとても手間とコストがかかるのでコスメの原価が高くなってしまうからです。

では逆になぜ安いケミカルコスメは安いのでしょう?

・安い原材料を使用している
・いい成分は薄めている
・従業員を低賃金で働かせている
・工場で大量生産

もし価格重視で腐った原料を使っていたら…

もし美容成分0.1%以下のほぼ水だったら…

そんなものを10年20年も肌につけ続けたら…

もちろんすべてがそうというわけではないですが、安いものには必ず理由があると私は思います。

オーガニックコスメを使っているとだんだん肌が強くなっていきますので「オイル1本でOK」など、使用するアイテム数が減って結果的にお財布に優しくなることもありますよ♪

影響⑤オーガニックコスメは環境に良い?

オーガニックコスメを選ぶという事は、自分の肌や身体だけでなく環境へのエコ活動へつながります。

オーガニック植物原料は農薬や化学肥料を使わずに栽培されますので、環境への負担がとても少ないのです。

またオーガニックコスメを作っているほとんどのメーカーは、より環境や生物に影響が少なくなるように独自で工夫を行っています。

・化学肥料は使わない
・動物実験は行わない
・容器もリサイクル
・フェアトレード

などなど。

売上金の一部を寄付にまわしているメーカーもたくさんあります。

ですからオーガニックコスメを選ぶというだけで気軽にエコ活動が出来ているんです♪

オーガニックコスメの選び方

先ほど書きましたように、日本ではオーガニックコスメの明確な基準がないためホンモノと偽物が入り混じっています。

ではどうやって本物ブランドと偽物ブランドを見分ければいいのでしょうか?

いくつかポイントを挙げてみます。

見分け①
オーガニックコスメ認証を取得している

もっとも簡単な選び方はオーガニックコスメ認証を取得しているかどうかです。

取得している場合はこんな風にパッケージにロゴがあると思います。

ネイトゥルー
(これはネイトゥルーのロゴです)

認証ごとに違いはありますが、どれも取得するには最低限の厳しい審査がありますので、これを取得出来ているという事はかなりの信頼感があります。

ただ、「取得してない=悪いコスメ」では決して決してありませんよ~!

見分け②
全成分を確認してみる

普段あまり気にしないかもしれませんが、どんな製品にも必ず全成分の表示がされています。

たいていはパッケージの裏を見ると書かれています。ここを見ればこの製品にはどんな成分を使っているのかが一目瞭然なんです。

少し知識がないと難しいと思いますが、繰り返し見ているとオーガニックコスメでよく見る成分、ケミカルコスメでよく見る成分がある事に気が付くと思います。

また多くのオーガニックコスメは商品の販売ページにも全成分を表示してくれています。

私はネットでコスメを買うときは、ページに成分表示があるものを選ぶようにしています。

見分け③
公式サイトを確認する

オーガニックコスメを作っているメーカーは素材や環境へのこだわりが一段と強く「いいものをユーザーへ伝えて届けたい!」という気持ちがいっぱいです。

そのため公式サイトで素材の調達方法や環境への取り組みを紹介している事が多いです。

逆にケミカルコスメの場合はその部分はあまり伝えたくない事が多いので、効果やクチコミの情報だけで良さそうに見せていることが。

オーガニックコスメの知識を深めるおすすめ著書

勝田小百合さんと小松和子さんの共著「真実のナチュラルコスメ読本」という本を読むとオーガニックコスメについての知識がとても深まります。

勝田さんは国産オーガニックコスメブランドのアムリターラの創設者で「アンチエイジングの鬼」が大ヒットして有名です。

おすすめオーガニックコスメのブランド

私が信頼できるオーガニックコスメをご紹介します。

商品の使用感や実感度はもちろんですが、ブランドの商品や環境への姿勢や開発方法など外から見えにくい部分も素晴らしいと思えるブランドをご紹介します。

▼おすすめオーガニックコスメのブランドの紹介

自身で試したブランドだけ紹介したいので少な目&更新遅めですが、随時更新していきます…!

この記事には一部だけ掲載しています。

WELEDA(ヴェレダ)

ヴェレダ

スイス発のオーガニックコスメのパイオニアです。

創設者はバイオダイナミック農法という、自然と一体になった素晴らしい植物栽培法を考案した方です。

スキンケアからヘアケア、オーラルケアまで幅広くアイテムをそろえられるのも魅力です。

Melvita(メルヴィータ)

メルヴィータ

フランスのオーガニックコスメブランドです。
アルガンオイルを日本に広めたのはこのブランドと言っても過言ではないのではないでしょうか。

季節感のある新商品が楽しみなブランドです。

ニールズヤードレメディーズ

ニールズヤードレメディーズ

イギリスのオーガニックコスメブランドです。

特にアロマオイルに定評があります。

フランキンセンスシリーズはオーガニックでエイジングケアが出来る数少ないシリーズで、ロングセラーとなっています。

オーガニックコスメはぜひ自分の肌でお試しください

最後にひとつ、地道ですが確実な選び方は、実際に試してみる事です。

肌質は人によって全然違いますから、合う植物もまた人によって全然ちがいます。

メジャーなオーガニックコスメは、初めてのお客様には買いやすいように割引やトライアルセットが用意されているので、ぜひ買って試してみてください。

オーガニックコスメがあなたのパートナーになりますように。

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