美容効果抜群のココナッツオイルの正体とは?メリット・デメリット・使い方をまとめました
ココナッツオイルといえば美容・健康界ではすっかり定番ですよね。
・どんな効果があるの?
・なぜ美容に良いの?
・選び方は?
知ってるつもりで意外と知らないココナッツオイル。
この記事では改めてココナッツオイルの正体や効果、メリット・デメリット、おすすめの使い方をまとめてみました!
ココナッツオイルの秘めたる実力をご覧ください♪
目次
ココナッツオイルの形状変化は飽和脂肪酸の性質
ココナッツオイルはココナッツ(ヤシの木)の果肉からとれる油です。
ラウリン酸という飽和脂肪酸を豊富に含んでいるため、温度が20度以下くらいになると固まります。
飽和脂肪酸は常温で固形になる性質があるんです。
固形状態のココナッツオイル▼
25度以上だと完全な液体になります。
液体状態のココナッツオイル▼
オイルなのに太い瓶入りで売られているのは、季節によって形状が変わってしまうからなんです!
飽和脂肪酸が豊富なのに身体に悪くない?
飽和脂肪酸といえば、身体に悪いイメージがありますよね。
バターに含まれる飽和脂肪酸の「トランス脂肪酸」が問題になったことで知った方も多いのでは?
トランス脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを上昇させて、動脈硬化や心臓疾患などのリスクが上がると言われています。
また飽和脂肪酸は動物性の油に多い成分です。
通常、植物性の油に多く含まれるのは不飽和脂肪酸です。
ココナッツオイルは植物性なのに飽和脂肪酸が多い珍しいオイルなんです。
え、それってデメリットじゃないのかって?
たしかに、飽和脂肪酸をたくさん含んでいるココナッツオイルは健康に良いと言われているのって…不思議ですよね。
ココナッツオイルが体に良い秘密はラウリン酸
先ほども書きましたがココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸は「ラウリン酸」です。
ラウリン酸は消化吸収に優れているので体に蓄積されにくい性質があります。
また、実はラウリン酸というのは母乳の主成分でもあるんです。赤ちゃんを外部刺激から守ってくれています。
ですから、ラウリン酸は免疫力向上、抗菌、紫外線カット、保湿など様々な効果が期待できる成分なんです。
対して、バターなどに多く含まれる飽和脂肪酸はパルミチン酸やステアリン酸というもので、ラウリン酸はほとんど含みません。
同じ飽和脂肪酸ですが、中身は全然違うんです!
ココナッツオイルはコレステロールほぼゼロ
ココナッツオイルにはほとんどコレステロールは含まれていません。
ダイエットの敵として有名なコレステロール。
摂りすぎると太るだけでなく、動脈硬化や脳卒中など重要な病気の原因になる可能性があることが知られています。
ですから、ココナッツオイルはダイエット中でも安心して摂取できるオイルなんです。
ココナッツオイルを食べたときの効果
ここからはココナッツオイルの効果効能をご紹介します。「食」「塗る」に分けました。
ちなみに最初に確認しておいてほしいのはエキストラヴァージンココナッツオイルかどうか。
最近は大抵の手に入りやすいココナッツオイルはエキストラヴァージンですが、そうでないものはここに書かれている効果が期待できない可能性があるので避けた方がよいです。
ダイエットに効果的
ココナッツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸トリグリセリド」という成分は体内に入ると「ケトン体」になります。
ケトン体が血液中に増えると空腹感を和らげる効果があるんです!
さらにエネルギーにかわりやすく、代謝を高めて脂肪燃焼を助ける効果も。
まさにダイエットの救世主オイル♪
便秘に効果的
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には腸の働きを促進する効果があります。
身体に溜まった老廃物をデトックスしてすっきり♪
便秘は肌荒れやイライラの原因にもなっているので、解消されるといい事がたくさんあります。
殺菌・抗菌作用も
免疫力を高める効果のあるラウリン酸が豊富なので、体に侵入しようとする菌から守ることができます。
抗炎症作用もあるので、痛みや炎症を抑えてくれる効果も。
毎日スプーン1杯のココナッツオイルを飲むのがおすすめです。
抗酸化作用で美白エイジングケア
ココナッツオイルに含まれるトコトリエノールはビタミンEの一種で、高い抗酸化力があります。
衰えの原因は体の酸化にあるので、これを防げばエイジングケア効果が。
またシミシワも酸化が紫外線による酸化が原因なので美白効果も期待できます。
冷え性に効果的
ココナッツオイルに含まれるトコトリエノールには血行を良くする効果もあります。
温かいスープにスプーン一杯のココナッツオイルで冷え性改善が期待できます。
アルツハイマーに効果的
アルツハイマー病はブドウ糖を脳のエネルギーとすることが出来ない事が原因になるケースがあるそうです。
ブドウ糖の代わりにココナッツオイルから作られるケトン体をエネルギーにすることが出来れば症状が改善するのではないかと研究がすすめられているようです。
ただし、研究はまだ途中であること、あくまでココナッツオイルは食品であって薬ではないこと、これらは認識して自己判断をお願いします。
ココナッツオイルを身体に塗った時の効果
次は身体に塗って使うココナッツオイルの効果をご紹介します。
乾燥肌を保湿する
ココナッツオイルには保湿効果があるので、お風呂上りにマッサージしながら塗ると乾燥肌対策に。
マッサージに最適
ココナッツオイルには肌を柔らかくする効果があります。
また体温で溶けて浸透しやすいのでマッサージオイルに最適です。
抗炎症作用の効果でココナッツオイルマッサージを続けてアトピーが軽減されたいう方も多数いるそうです。
ヘアケアに効果的
ココナッツオイルで頭皮のマッサージがおすすめです。
頭皮マッサージをしながら髪全体にオイルを染み渡らせて洗い流すとしっとり柔らかな髪になります。
白髪予防にも効果があると言われています。
もちろん乾いた毛先につけてまとまる毛先にも♪
洗剤として使う
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸はいわゆる界面活性剤です。洗剤やシャンプーに含まれる洗浄成分です。
「合成」界面活性剤は身体にも環境にも良くないので避けたいですが、ココナッツオイルは植物ですから天然由来の界面活性剤。身体にも環境にも優しい洗剤です。
私は食器用洗剤をココナッツオイル製のものに代えてから手荒れがなくなりました。
歯や口臭予防にも使える
ココナッツオイルはうがいに使えます。ちょっとなじみがありませんが「オイルプリング」と呼ばれるアーユルヴェーダの自然療法が起源の健康法です。
少量のココナッツオイルを口に含み、全体にいきわたるように口の中で動かします。
15~20分ほどしたら吐き出します。飲み込まないようにご注意ください。
唾液とオイルを乳化させることが重要で時間が長いほど効果的だそうです。私は…10分で疲れちゃいました。
ココナッツオイルをそのまま洗面所に流すと排水管で固まる恐れがあるので、袋などに入れて燃えるゴミとして捨てる事をおすすめします。
ココナッツオイルにもデメリットはある
万能に見えるココナッツオイルですが、注意点はあります。
アレルギーがある
ココナッツはナッツ=木の実です。
ナッツアレルギーの方は反応がある可能性があるので注意したほうがよさそうです。
形状が変わるので使いづらい
ココナッツオイルは20度以下では個体、25度を超えると完全に液体になります。
この性質のため、やはり日常の料理油としては少し使いづらいと感じてしまいます。
ちなみに冬でも固まらない液体ココナッツオイルをココウェルさんが販売しているので、料理油として使うならこちらがおすすめです。
カロリーが高い
ココナッツオイルはオイルですからそれなりにカロリーがお高いです。
身体に良いからとたくさん摂取しすぎず、1日大さじ1~2杯程度がベストです。
実は洗剤など工業利用が多いココナッツオイル
日本で消費されているココナッツオイルは年間約10万トンあるそうです。
そのうち、食用は4割だけです。残りは洗剤や石けんなど工業用が多いそうです。
ちなみに私もココナッツオイルの洗剤を愛用しています。
私が愛用しているココナツという洗剤は「大切な食器を洗うのだから身体も洗えるくらいでないといけない」という理念で作られていて、食器用洗剤、洗濯洗剤、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、掃除などなど1つ買っておくと家中オールマイティに使えます。もちろん環境にも優しいオーガニック洗剤♪
さすがにシャンプーとして使うとちょっと髪がガシガシになりますが、ボディソープとしてはもう何年も愛用しています。
もひとつ、サラヤのヤシノミ洗剤も可愛いデザインが好きで気に入っています。
どちらも大容量の詰め替え用を常備して、お気に入りの容器に移し替えて使います♪
ココナッツオイルの選び方とおすすめココナッツオイル
最近は高品質なココナッツオイルが数多く流通しています。調べて手に入りやすいものは大抵大丈夫だと思います。
・エキストラヴァージンである
・オーガニックである
このあたりを意識して選ぶとよいと思います。
この記事のアイキャッチになっているのはレインフォレストのココナッツオイルです。
質と値段がちょうどよく、アマゾンで1品から送料無料で買えます♪
ココウェルのココナッツオイルは少し高めですが高品質です。先ほども書きましたが、温度で状態が変わらない液体タイプもあります。
今はこちらのハッピーココナッツ製を使っています。コスパがとても良いので料理に遠慮なく使えます♪もちろん品質も◎
ぜひ色んなココナッツオイルを試してみてください。