日焼け止めのSPFやPAの意味って?正しいUV対策で紫外線からシミを防いで美白を守りましょう!
紫外線はシミやしわの原因を作るので美容の大敵ですよね。
みなさん日焼け止めを使ってUV対策しているかと思いますが、そこに書かれているSPFやPAの意味って知っていますか?
ざっくり「数字が高くて+の数が多い方がいい」と感じていると思いますが、正しい意味は意外と分からないですよね。
この記事では意外と知らないSPFやPAの意味、そもそも紫外線って何?というところまでご説明したいと思います。
紫外線とSPFとPAを理解すると最適な日焼け止めを選ぶのがとっても簡単になりますよ~♪
私のおすすめオーガニック日焼け止めはこちらで紹介しています▼
目次
紫外線ってそもそも何?
紫外線は太陽から届く光のひとつです。目には見えません。
よく「UVカット」という言葉を使うと思いますが、これは紫外線を英語で「ultraviolet」というのですが、その略です。
紫外線は浴びすぎると肌の老化を早めてしまいます。
日焼けで起こる肌トラブルといえばシミというイメージが強いですが、たるみやしわなども紫外線の影響が強いのです。
紫外線には種類がある
一言に紫外線と言っても、波長の長さによって3種類あります。
UV-A(紫外線A波)
波長が長く、一番地表に届く量の多い紫外線です。
皮膚の奥まで届いてコラーゲンなどを破壊し、肌のハリ弾力を失わせてしわやたるみなどの老化の原因を作ります。
雲やガラスも通り抜けるので、曇りの日や窓際の室内にいても浴びてしまっています。
UV-B(紫外線B波)
Aほど波長が長くないので皮膚の奥までは届きませんが、お肌の表面に影響を与えます。
有害な紫外線から身体を守ろうとメラニンが生成されることでシミやソバカスの原因になります。
日焼けはこのB波の影響で、強く浴びすぎると火傷のような状態になることもあります。
紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞へ「身体を守れ!」という命令が届き、メラニン色素が生成されます。メラニン色素は紫外線を吸収して身体を守ります。ところがメラニン色素が沈着して起こるのがシミやそばかすといった肌トラブルなんです。
UV-C(紫外線C波)
一番波長が短く、一番有害なのがこのC波です。
ですが、ほとんどすべてがオゾン層で吸収されるので地表にはあまり届いていません。
浴びる紫外線の量は場所や時間、季節によって全然違う
紫外線は太陽からの光なので、太陽からの距離が短かったり遮るものがないほど強くなるんですね。
曇り << 晴れ
雲という遮るものがない方が、もちろん紫外線は強くなります。
低地 << 高山
高い山の上ほど太陽が近くなるので紫外線は強くなります。
登山家の方って真っ黒な日焼け顔のイメージがありますよね。
午前 << 午後
朝、太陽が下の方にある時よりも太陽が上にあるお昼の方が紫外線は強くなります。
冬至 << 夏至
紫外線といえば真夏のイメージですが、実は春~初夏が最も紫外線が強いです。
夏至は1年で一番日が長い日で6月にあります。
土 << 海や雪
紫外線は光ですから、反射します。海や雪は光が反射するので単純に2倍の紫外線を浴びていることに!
正しく紫外線を防ぐのに重要なSPFとPAの意味
紫外線の事が分かったら、しっかりと紫外線対策です!
ここで重要になるのがSPFとPAなんです。
SPFが高い=長時間防ぐ!
SPFは「Sun Protection Factor」の略です。主に紫外線B波を防ぐ役割があります。
「SPF15」「SPF30」といった数であらわされていて、数字が大きいほど日焼け防止効果が高いです。
知らない人が多いのですが、効果とは紫外線を浴びて皮膚が赤くなる(日焼けする)までの時間を長くするという事です。
SPF1あたり約20分遅らせることができるそうで、SPF20だと約6時間半ほど日焼けを遅らせる事が出来ます。
日焼け反応が出る前に、紫外線が当たらないところに行ったり、肌ケアをしたり、追加で日焼け止めを塗りなおす事がポイントです。
SPFの効果的な選び方
SPFはどちらかというと、「強さよりも長さ」というイメージです。
近所でも2~3時間も外を歩くならSPFの高いものを、海辺などでも短時間ですぐ帰るようであれば低いものでも大丈夫です。
ただ、とにかく高ければいいというものでもないようで、50を超えると80も100も効果はあまり変わらないそうです。
肌への負担を考えると、日常はSPF15~30、レジャーではSPF50くらいがちょうどいいと思います。
PAが高い=しっかり防ぐ!
PAは「Protection grade of UVA」の略です。主に紫外線A波を防ぐ役割があります。
「PA++」「PA+++」といったプラスの数であらわされていて、プラスが多いほど効果が高いです。
年々強くなる紫外線の影響を受けて2013年から「PA++++(プラスが4つ)」が登場しました。
PAの効果的な選び方
PAはどちらかというと、「強さに対抗」というイメージです。
山の上やレジャーなど日差しの強いところへ行くときはよりプラスの多いものを選ぶと効果的です。
日焼け止めと上手に付き合う
日焼け止めは少なからず肌に負担をあたえてしまいます。
美白を考えるとSPFもPAも効果の高いものを選びたくなりますが、効果の強いものはどうしても負担も強くなります。
また、じつは日焼け止めは一気に強いものを塗るよりも、弱いものでもこまめに塗りなおす方が防止効果は高くなります。
日焼け止めの選び方の参考記事▼
オーガニックな日焼け止めを選ぼう
ケミカルな日焼け止めは日焼け止め効果を求めるあまり肌に負担の大きい成分が入っていることも少なくありません。
そういったものは一時的に良くても、何年も後に肌トラブルとなって返ってきたりします。
ぜひ日焼け止めこそオーガニックコスメを選んで、ずっと美肌を保てるようにしましょう♪
おすすめのオーガニック日焼け止めを紹介した記事もよければ参考にしてください。
紫外線の他にも光がある
ところで、紫外線の他にも光には「可視光線」と「赤外線」があるのをご存知でしょうか。
目に見える光「可視光線」
あなたは身の回りにあるモノが見えますよね。
スマホ、自分の手、食べ物、彼の顔…などなど。
それは可視光線をモノが反射しているからなんです。
例えば、夜に電気を消したら真っ暗で何も見えません。
可視光線がないから、何にも見えないんです。
長い波長の光「赤外線」
赤外線は目に見えない光です。
でも実は身の回りにたくさん使われています。
・テレビのリモコン
・ハロゲンヒーター
・赤外線通信
リモコンからピピピといった光は見えませんが、テレビはちゃんとつきますよね。
それは赤外線がちゃんと出ているからなんです。
ちなみに赤外線を浴びても日焼けはしません。
全く浴びないのも良くないのが紫外線
ここまで記事を読んでいると、「紫外線は悪!!必要ない!!」と感じているかと思います。
でも紫外線って身体に必要な光でもあるんです。
紫外線はビタミンDの生成に不可欠な光で、紫外線を浴びることで身体の細胞が活性化したり殺菌作用も期待できます。
一日中家にこもっていた日より、少しでも散歩して太陽を浴びた日の方がなんとなく前向きな気分になりませんか?
ですから、日焼け対策をきちんとしながらも、適度に光は浴びておくことをおススメしたいです。